観相師
監督 ハン・ジェリム
出演 ソン・ガンホ イ・ジョンジェ
要するに人相を見る職業、人相見ですね。このタイトルで、観てみようという気になって。
最初ののシーンをよく見ておいてね。誰だかよくわからないけど。
前半ちょっとだるいというか、長く感じる。15世紀の朝鮮王朝。先先代が悪事を働いたらしい、そのために不遇の生活に甘んじて、息子・弟と筆作りや観相師をしていた男。ある日、妓楼のおかみにスカウトされ、妓楼やとわれの観相師になる。そこから運命が転がって、宮廷に仕えることになる。
前半韓国映画にありがちな見た目に汚いコメディータッチが、ちょっとうるさい。我慢しましょう。
史実に基づいているらしい。
評判が宮廷にまで届き、宮中に上がることとなったソン・ガンホ演じる観相師は、王の弟に逆賊の相を見る。
実に韓国らしい、描かれ方だと思いながら観る。裏切り、親子の情、愚かしさ、悲しさ。同じような状況は、どこの国にもあっただろう。日本で描かれるとしたら?あるいは西洋では?
そしてエンディング…なるほど。だから、最初の部分、よく見て覚えておいて。
観相学的な面白味は、期待したほどでは無かったな。もちろんソン・ガンホは達者だし、イ・ジョンジェの悪役もはまっているが。
サボる はもはや外国語由来と知らない人がいそう。沖縄はもともとは母音が3個、って…