女神は二度微笑む
監督 スジョイ・ゴーシュ
出演 ヴィディヤー・バーラン パラムプラド・パテルジー
インド・コルカタの空港に大きなおなかを抱えた若い女性が降り立つ。ロンドンからやってきた彼女は、この地に仕事に来て連絡が取れなくなった夫を探すという目的を持っている。しかし、宿泊先にも仕事先にも夫がいたという形跡は無い。強引なまでに探し回る彼女を、若い警察官が手伝う。やがて、夫によく似た人物がいたことがわかる。国家情報局が介入してくる。
インド映画と言えば華やかに突然踊りだす、というイメージだったのは過去のことなのか。そういう、突然ミュージカルになる映画の中では美しい女優は飾り物だったが、ここでは女性が主役。自己主張し、自らあちこちに乗り込んでいく。いやあ、インドの街の猥雑さは凄そうだ。そうそう初めてで足を踏み込むのはためらわれるだろー、と、突っ込みたくなる。そんな臨月であるらしいお腹で!
誰や彼や、何かしら答えにつながると思われた人が殺される。彼女自身も狙われる。
“ドゥルガー・プージャー”の祭りというにぎやかな宗教行事の中で、クライマックス場面が展開していくと…!!!
なんだけど、これは言えません。インド映画でこんな本格ミステリー映画が作られる時代になったとは。なんにも知識なしに見てよかった。ハリウッドリメイクが決まっているそうです、あの『ドラゴンタトゥーの女』の監督の手によって。
友人からの借り物だけど、読むならそのまま借りておきましょうか?