死の蔵書

死の蔵書著者 ジョン・ダニング

ハヤカワ文庫

古本掘り出し屋の男が殺された。古本好きの刑事クリフが捜査に当たることになり。

初版本・稀覯本の類がお好きですか?まことに申し訳ないことに、私は、書物の内容が面白いかどうか、と言うこと以外に本に対する思い入れは無い、と言うタイプです。クリフの恋人として初めのほうだけ出てくるキャロルのように。

いわゆる、古本好きの人には相当面白いことと思われます。私には、クリフが一人の部屋でワイエスの画集をめくり、納屋やヘルガを眺めているシーンがツボだったりしました。古本屋では文学的評価が低いらしいスティーブン・キングの物を私はあまり読んでいないが、その追随者とされるR・クーンツは一時期結構読んで面白かった、だが、まあ金魚のフン扱い。同じく馬鹿にされているクライブ・パーカーは、未読です。

ビブリア古書堂物を読んだら次はこれ、みたいな帯が付いていて、確かに私もあのシリーズで、せどり なんて言葉を知ったのだが、どこの国にも古書好きな人種がいるもののようで。日本で言えばブックオフの百円本から稀覯本を探し出して商売にするような。

基本読書好きあなただったら、これもこれも読んだ、これは?など、出てくる本の題名をチェックしていく楽しみがあると思われます。肝心のミステリーとしては、どうなんだろう。

訳者あとがきによれば、著者は、12,3歳の時に学校をドロップアウト、高卒の証書すら無い身で、粘って新聞社に拾われるなどした後、古書稀覯本専門店を開いた、という経歴の持ち主だそうだ。

クリフは警察を辞めて古書店の主となった。もう一冊このシリーズの物を読んでみるかなあ。

コメント (2)

atcon2015年7月22日(水曜日) at 8:10 午前

稀覯本、きこうぼん、と読むのですね。初めて目にする文字です。古書には縁がないです。最近ワイエスの画集を捨てました。
若い頃ワイエス展を観てすごく感動して図録を買ってずっと本棚にあったもの。部屋の事情でいろいろ捨てざるを得なくなって。断舎利です。でもまあ思い出を捨てたかったのかな。

aar2015年7月24日(金曜日) at 1:45 午後

そうか、ワイエス捨てた…私は持っていませんが、昔々某BF氏の本棚にありましたな。
私も、画集なども断捨離するかなあ、と、最近思ったところ。

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