魔法の色を知っているか?

魔法の色を知っているか著者 森博嗣
講談社タイガ

ヤングアダルト向けの文庫だな、講談社タイガって。
抜歯した後のクッソーな痛みは治まったけれど、まだジーンとうずいている状態の時って人のやる気を失わせる、ので、何か軽い物でも読んでぐうたらしよう、と、選んでみた。

Wシリーズというものの2冊目だそうだ。でもこれだけでも十分読める。
今のまま、感覚の鈍い政治家たちに任せていたら、いずれそんなことだろうか、という、生殖による方法では、ほぼ人類が増加しなくなっている近未来が舞台。その分、とっても長生きしている。が、チベットのある地域で、まだ子供が生まれているらしい。その、特別居住区で、会議があり。

森博嗣のものは、S&Mシリーズ数冊、ともう少し、ぐらいしか読んでいないのだが、おーい、『すべてがFになる』の真賀田四季博士とつながっちゃったよ、困るじゃないか、いろいろリンクして伏線になったり、ほかを読みたくさせる名人なんだろうなあ。

一時作家引退していたはずだったのにね、この作家。

せっかく本の断捨離したのになあ、シリーズ一冊目の「彼女はホームで歩くのか?」も読みたいし。章の冒頭に出てくる引用文は何だ?と思ったら「ニューロマンサー」ウイリアム・ギブソン作、だそうで、それも気になる。ずるいぞ。

追記
読み返してみた、「えっと、彼は女性なの?」というセリフに気付いた。この作家が時々挟む遊び…。

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