ふんばれ、がんばれ、ギランバレー!

ふんばれがんばれギランバレー著者 たむらあやこ
出版社 講談社 モーニングコミックス

しばらく前、たまたまNHKの“ラジオ深夜便”を聞いていたとき、ゲストとして紹介されていたのがこの著者たむらあやこさんだった。

ある日突然、難病ギラン・バレー症候群を発症。
 身体の自由と普通の日々を奪われてしまった
  22歳の新米看護婦が
当時を振り返って綴る
 超ポジティブ闘病エッセイ!!

と、裏表紙に書いてある。まあその通りである。
かつて大原麗子さんがその病気になったことで知られたギラン・バレー症候群だが、この人の場合、その症状レベルがひどすぎる。私が少しばかり知るところでは筋力が無くなる、というものだったが、その痛みの表現たるや!

少し回復したとき、元々好きだった絵を描きたいと思った、というところから、同じ病院の入院患者さんに馬の絵を描いて上げたら、かつて騎手だったその人が初めて、『うま』と言い、感情を見せ、自力で歩いてきて、ありがとうと言った、という。その時はまだ指で描くものだったようだ。

ラジオで聞いた時の方が、マンガを書き始めたときの苦労について詳しく語っていた。枠線を引こうとする。定規を持ち、ペンを持ち、意識がペン先に向くと、左手の定規を放してしまう、それほどに感覚が無いから。今はマグネット付きの定規で固定して描いているそうだ。でね、発症から絵を描くまでに4年、それから漫画を描くまでにまた6年かかった、って。

WEBサイトで読めますよ、試しに検索して見ませんか?

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