湯を沸かすほどの熱い愛

監督 中野量太
出演 宮沢りえ 杉咲花 オダギリジョー

銭湯を営んでいた家族、の、父がある日、湯気のごとく蒸発し(営業お休み中の貼紙にそのように)、明るい母はパートの仕事で高校生の娘を育てている。
体調を崩した母が病院に行くと、余命2ヶ月を宣告される。

ありがちな話ながら、あり得ない展開。失踪した父を探偵に頼んで探しあてた、ら、小さな娘と二人で住んでいて、娘の母はいなくなっていた。二人を家に連れてきて、銭湯再開。
高校でいじめられていた娘を、言うべきことを言えるように仕向ける。
そして、もっと大事な、ずっと秘密にしてきたことを。

俳優という仕事は体に悪いなあ、と思う。ガン末期の役の宮沢りえが、だんだん痩せていくのがわかる。

タイトルの 湯を沸かすほどの熱い愛 の所以が、最後のあたりでわかるのだけれど、そりゃあね、無理だけどまあそこんとこはファンタジーということで。

もう、ボロ泣きでござんす。
近い身内を癌で亡くした方には、お薦めはできないけどね。

 

 

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