ララランド

監督 デイミアン・チャゼル
出演 ライアン・ゴズリング エマ・ストーン

王道ど真ん中!のハリウッドミュージカル。上映終了間際になってやっと見に行きました。
プロローグのハイウェイの渋滞でみんなが踊りだすシーン、なんかこんな感じ見覚えある、そのシーンを、最後になってあああそこよく見ておくんだった、と思う。ので、DVDほかで今から観る人はきっちり観察しておいてね。

オーディションを受けまくっている女優の卵と売れないジャズミュージシャンが出会う。王道の中の王道、芸能界物。

ミュージカル映画やミュージカル仕立てのアニメなどを全く見ていない人にとって、この映画はまあ普通のよくあるボーイミーツガール物、ちょっとひねってあるけど、ぐらいの感じかもしれない。まあ私もちょっとそういう感想で途中まで見ていたのですが。

たくさんミュージカルを見ている人は、もうすでにこの映画を観たことだろうけど、うっかり見てなかったら是非どうぞ!残念なことに私は「ロシュフォールの恋人たち」を見ていない ので(ぼんやり眺めたぐらい)、初めのほうのシーンでその相似に気付かなかった。今時ジャズとかタップダンスとかクラシカルなダンスシーンがいろいろ出てくるのは、「雨に歌えば」とか、そういう時代のミュージカルへのオマージュ。ミュージカル好きな人には、あ、このシーン!と、いくつも発見があって思い切り楽しめる、という作り。

ジャズって言っても、音楽的にそんなに?と思っていたのだが、実はダンスも歌もそれ自体は凄くうまくはないって。だって過去の素晴らしいダンサーたちへのオマージュなんだから技術のすばらしさを見たかったら本家のミュージカルをどうぞ!みたいな感じかな。

ちょっとほろ苦い、まことにうまくできた作品です。

 

 

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