THE NET 網に囚われた男

監督 キム・ギドク
出演 リュ・スンボム イ・ウォングン キム・ヨンミン

北朝鮮の漁師が漁に出る。エンジンが故障、韓国に流れ着く。
韓国の警察は、スパイではないかと疑い、執拗な取り調べを続ける。一人の取調官が異常なほどの執着を持って責める。
漁師に好意的な若い男もいる。彼と一緒に街に出される。そうするとスパイの行動が伺われるだろうというので。

街中で、売春婦の女に会い、しゃれた町にも暗部があるらしいことを知る。

まあいろいろありまして、疑いは晴れて帰国となる。が、そこで待っていたものは…。

私が韓国の映画監督として最初に覚えたのがキム・ギドクである。いつも、理不尽に切ない世界の人間が描かれる。映画館で見る機会がある時は、なんとか時間を作って観ようと思う監督の一人。

39席の小さな映画館とは言え、観客3人だった。テーマが地味だし、拷問のシーンがあるし、隣とは言えよその国の話だが、共謀罪だかなんだかバリバリ決まっていく頭の悪い政治家しかいないのかこのニホンには、という状態では、明日は我が身なお話とも思えますぞ。

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