監督 呉宇森
出演 梁朝偉(トニー・レオン) 金城武 張豊毅(チャン・フォンイー) 張震(チャン・チェン)
趙薇(ヴィッキー・チャオ) 胡軍(フー・ジュン) 中村獅童 林志玲(リン・チーリン)
観客に白髪交じりの男性が目につく。三国志好きのおじさんたちには、そこはそうじゃないだろう!というご意見もあったことだろう。が、何と言ってもこれはジョン・ウーの三国志なんです。
私はやっぱりジョン・ウー作品が好きなんですね、すごいお金もかかった大作であるにもかかわらず何がしかチープな感じであるとか、うっそー!無理だろー!なところとか、そういうことがあるからジョン・ウーなんです。そこが大好きなんです、ごめんね(誰に謝ってる?)。まことに毎度失礼いたしましたが、あっ、とか ははは とか おー とかつい言語を発しながら見てしまった私です。周りの観客さまごめんなさい。
林志玲は、この映画の中でそんなに美人でしょうか?大柄な割に楚々とした感じではあるけれど周瑜に愛され曹操に欲されるほど?。趙薇は、男勝りの役柄でそのように作っているからだろうが、まるで美人ではないように見える。
孔明のアイディアで敵方の矢を手に入れるシーン、前後を本物の矢が飛び交う中、平気な顔をしなくてはならない金城武は、怖がる役がうらやましかったそうです。
中村獅童演じる甘興の体に何本も矢が刺さってそれでも立ち向かうシーン、『男たちの挽歌Ⅱ』の最後のあたりを思い起こさせて笑いましたぜ。
さっきさるサイトの三国志占いコーナーに立ち寄った所、私は孫権タイプだということになりました。実際張震みたいなルックスしてるんだったらいいんだけどね。
うきうきと娯楽大作を楽しんだ私みたいな観客だけではないだろうことはよくわかります、女性二人の行動だって・・・でしょう。愛と友情の物語かあ、三国志は、なんてこともあるでしょう。だから、すみませんね、私はもう一度見に行けたらと思っています。