ドライブ・マイ・カー

https://dmc.bitters.co.jp/
監督 濱口竜介
出演 西島秀俊 三浦透子 霧島れいか 岡田将生

さて、
ドライブ・マイ・カー を、やっと観ました。
霧島れいかが良い、三浦透子がとても良い。
もちろん、主演は西島秀俊なのだが、そして優れた作品なのだが、少し時間がたった今、女性たちが印象に残っている。

今私が観る映画じゃなさそうだ、という、なんとなくの予感があって、それはその通り、というか、身近な人を失った経験がまだ古くなっていない者には、ちょっと痛いし。

サーブという車はもう製造していないよね、昔知人が乗っていたなあ。赤ではなかったけど。

劇中劇の「ワーニャおじさん」、手話を含め、多言語で進んでいく芝居を、実際に観てみたい気になります。

優れた日本の映画です。この映画の人物たちぐらいの年齢の時に観たかったかな。

再会の奈良

https://saikainonara.com/
監督 ポン・フェイ鹏飞
エグゼクティブプロデューサー 河瀨直美 ジア・ジャンクー贾樟柯
出演 イン・ズー英泽 ウー・イェンシュー吴彦姝 國村隼 永瀬正敏 秋山真太郎

まず、太平洋戦争が終わり、中国残留孤児ということが起こる事情が、アニメであらわされる。

奈良の居酒屋。客の男が店で働く娘に声をかける。「言葉が少し違うようだけどどこの人?」「日本人ですよ」
日中混血で中国生まれのシャオザー=清水初美を頼って中国から陳おばあちゃんがやって来る。中国残留孤児の養女、麗華が日本に帰ったのだが、この数年連絡が途絶えたので、なんとか捜したいと。
居酒屋で声をかけてきた男は、元警察官だった。ふとした出会いから、3人であちこち歩きまわって消息を探ることになる。

日本語がわからないおばあちゃんが、肉屋で買い物をしようとする。メエエ と、鳴き声を示しているのだと気づいた肉屋の店主と、鳴き声でのやり取りするおかしなシーン、店主役は監督だったそうだ。結局羊肉は売っていなかった。
フィルム式のカメラを持ってあちこち撮影していたおばあちゃん、公園で子どもたちを写したりしていたが、シャオザーが気付く、肝心のフィルムが入っていなかった。
など、チラチラ笑いを誘いつつ。そうそう、音楽を担当している鈴木慶一サンもひょこっと顔を見せる。

監督は北京生まれだけれど、パリの映画学校を卒業、台湾のツァイ・ミンリャン蔡明亮の助監督、韓国のホン・サンズ監督作品のアシスタントプロデューサーなど経験しているそうだ。で、この映画のエグゼクティブプロデューサーとして贾樟柯監督が参加している、のだから、観終ったあとで、ん?どうだったんだ?と思った人もいるよな、という、表現になっている。

テレサ・テンの歌声で、Goodby My Loveが流れる。アン・ルイスの。
おばあちゃん役の吴彦姝さん、「花椒の味」にも出ていたし、よく見かけるお顔。
中国残留孤児という存在を、知らない人も多くなったのだろうなあ。あ、時は2005年ということになってます。

ブルー・バイユー

監督 ジャスティン・チョン
出演 ジャスティン・チョン アリシア・ピカンダー マーク・オブライエン リン・ダン・ファン

3歳で養子としてアメリカに来た韓国生まれの男アントニオ。シングルマザーのキャシーと結婚し、娘のジェシーと三人で暮らしている。生活は楽ではないが、幸せな暮らしだった。ある日、ちょっとしたトラブルで警官と揉め、逮捕されてしまう。そして、法の不備により彼がやってきた時代には養子となっただけでは市民権が無いことが発覚、国外追放されることになる。裁判を起こそうとするが。

韓国系アメリカ人の監督が主演もしている。映画冒頭で水辺をボートで進みながらウリアガウリアガという歌が流れる。私の赤ちゃん という意味だと、韓国ドラマをたくさん見ている人にはわかるよね。

とんでもねーサイテー警官が出てくるが、アメリカのニュースでよく見る警官の黒人差別、あるいはコロナ禍後のアジア人差別、ばかりではない、日本の入管のおぞましい横暴など思い起こす。日本で生まれ育ち、日本語しか話せないのに、親が出稼ぎに来て労働ビザとか切れていて国に戻れと言われ…という裁判の話なども。

おいおいおい、そんなことやめろ!という事態も起こり。

ベトナム難民女性との出会いがあり、パーティーに呼ばれる。妻が歌う『ブルー・バイユー』がとても良い。
帰宅してからロイ・オービソンとリンダ・ロンシュタットで聞き比べましたよ。Bayouって細くゆっくり流れる小川だって。

娘ジェシーが泣かせます。
でもね。韓国では(日本でももちろん)そんなタトゥーだらけでは仕事に就けないと思うよ。言葉は?
なんとかまともに働く道がみつかることを祈ろう。

我が心の香港 映画監督アン・ホイ

監督 マン・リムチョン文念中
出演 アン・ホイ許鞍華 ナムサン・シー施南生 ツイ・ハーク徐克 フルーツ・チャン陳果 田壮壮 侯孝賢 アンデ    ィ・ラウ劉徳華 賈樟柯 シルヴィア・チャン張艾嘉 ジョセフィーン・シャオ蕭芳芳

『女人四十』という大好きな作品があるのだが、それ以外には『桃さんのしあわせ』と、自らのルーツを探る形の『客途秋恨』ぐらいしかアン・ホイ作品を観ていないかもしれないことに気づいてアーレ―!と思う。お、『傾城の恋』も彼女だったか。
中国人の父親と日本人の母親の間に生まれ、香港で育った女性監督アン・ホイ。母親が日本人だと知ったのが十六歳の時だったという。香港人にしてみれば侵略者としてしか認識していなかった日本人。だが、それを知ったことで母親を理解するきっかけになったらしいのは興味深いことだった。
映画界はどこでもまだまだ男社会だろう。その中で、1980年代から活動し続けている。キン・フー監督のアシスタントから始めたそうだ。どちらかというと社会派という認識だったが、『極道追踪 暴龍in歌舞伎町』ってなんやそれ?多岐にわたっているようだ。

彼女を語る監督や俳優陣が豪華なこと、中華電影好きにはまことにありがたい次第。女人四十の主演女優ジョセフィーン・シャオさんは映画界を退いて久しいから、こんな機会でも無ければ目にすることは無かったかも。DVD欲しいと思ってしまったよ。

もうだいぶ前から、香港映画と言っても大陸の資本が入っている。今や一国二制度など雲散霧消してしまった。この先も香港で映画を撮り続けるということは?
エネルギッシュを絵に描いた、みたいな彼女だから、何かしらうまくかいくぐって香港映画らしい作品を見せてくれますように!

花椒の味

http://fagara.musashino-k.jp/
監督・脚本 ヘイワード・マック麥曦茵
プロデューサー アン・ホイ許鞍華
出演 サミー・チェン鄭秀文 メーガン・ライ賴雅姸 リー・シャオフォン李暁峰 ケニー・ビー鍾鎮涛 リッチー・レ   
ン任賢齊 アンディ・ラウ劉德華

父が倒れたと連絡があり、病院に急ぐ娘ユーシュー(如樹)。着いた時にはもう亡くなっていた。火鍋店を営んでいた父、店に行き遺品の携帯を見ると、自分の名前に似た名前とのメールを二つ見つける。それぞれ台湾、重慶に住む母親違いの妹だった。
葬儀の日に、少し遅れて来た二人と初めて顔を合わせる。長身黒キャップのルージー(如枝)、ショートカットをオレンジ色に染めたルーグオ(如果)。
というと、さあもめ事が、と思うけれど。ややこしいことをしていた父親を持ってややこしい家庭に育った3人はすぐに打ち解けていく。

賃貸契約が残っていた火鍋店を継ぐことにした長女ユーシューだが。

なかなか困ったサンである父親を鍾鎮涛(!)が、ユーシュンの元彼を劉德華が、父親が入院していた病院の麻酔医を任賢齊が演じている。映画でリッチーを久しぶりに見たよお。それでその二人の男とのかかわりはその後どうなるんだって?ユーシュン、と聞きたい。

広東語と北京語が入り混じった会話。如という字は広東語ではユー、北京語ではルーと読むので、三姉妹の名前の読み方が違っている。

家人にとっての困ったサンは、従業員にしてみれば恩人だった。三姉妹みな親との関係に問題を抱えていたけれど、父親の葬式をきっかけに家族ときちんと会話をしようという姿勢になっていく。

プロデューサーの許鞍華は、劉德華の映画デビュー作『望郷ボートピープル』の監督だったというつながりから特別出演となったのかな。かつてサミーとアンディのコンビの作品がずいぶんあったけど。
監督は1982年生まれの女性。

何の問題もない家族は、あんまり無いよね、そして身近な人を亡くした経験は大人になると誰にもあって、あれやこれやでうるうるする、家族の映画です。

HHH:侯孝賢

監督 オリヴィエ・アサイヤス
出演 侯孝賢 朱天文 呉念真 陳国富 杜篤之 高捷 林強 

侯孝賢の読みを台湾式アルファベット表示ではHOU HSIAO HSIEN と記す。
かつて台湾ニューシネマと呼ばれた映画をフランスに紹介したドキュメンタリーが、この形で上映されることになったのだそうだ。取材時は97年、『フラワーズ・オブ・シャンハイ』の脚本を執筆中だったとのこと。
『冬冬の夏休み』『童年往事 時の流れ』『悲情城市』『戯夢人生』『憂鬱な楽園』などの映像の断片が流れてきて、まだビデオテープの時代、あちこちのレンタルビデオ屋さんを巡って探したことを思う。エドワード・ヤン監督作品のスタッフの中に、オリヴィエ・アサイヤスという表記がいつもあって、この人何者なんだろうと思っていたことなども。
そうそう、初期の『川の流れに草は青々』なんかは吹き替えなんだよね、正しい北京語だった。香港のスターさんでも。

まだ戒厳令下にあり、国民党の政治的な縛りがあった時代から、戒厳令が解かれて、エドワード・ヤン監督など海外留学組との出会い、脚本家との出会い、育った家、などなど。

脚本家で監督でもある呉念真は、俳優でもあるからあれこれの台湾映画で見かけた。まあそれを言えば侯孝賢だって出演している作品はあるが。朱天文ってこんな人なのねえ。長髪の林強を観てもわからない、高捷だ!

カラオケで歌っている監督はなかなか歌がうまい。が、私は知っているぞ、金髪にしてた時があるよね、確かバンド活動をしてたはず。似合わない金髪だったよ。
歌っていたのはフランク永井の・・・『霧子のタンゴ』だ!台湾語バージョン、全く違う歌詞。『乾杯』台湾語バージョンもあるんだ。
この作品をもしも大陸で上映する時には、中国の表記のHXXになるのかなあなど要らぬことも思う。

台湾映画ファンにはたいそうありがたい作品でありました。オリヴィエ・アサイヤス監督は一時香港の女優マギー・チャン(張曼玉)と結婚していた。そういえばまだ彼女が主役のアサイヤス監督映画のDVDを、買ったまま観ていない。

香川一区

https://www.kagawa1ku.com/
監督 大島 新

前作『なぜ君は総理大臣になれないのか』は小川淳也議員の初出馬からの17年間を追った作品だったそうだが、残念、私は観ていない。いや本当に残念。なぜなら大概のフィクションよりずっと面白かったから、この「香川一区」。

あの初代デジタル改革担当大臣議員(四国新聞及び西日本放送のオーナー一族だって、マスコミオーナーが世襲って?)平井卓也氏は政治家3世でもある。その人と同じ選挙区で戦う小川淳也議員を中心に、平井議員や新しく同区で立った日本維新の会の町川順子氏の活動を追う。

どうすりゃ東大出てここまで愚直なほどの実直さで選挙に臨めるのか?どうやって育った?と思うのだが、そういうj人であるらしい。選挙活動に協力している女性が多い、まだ選挙権の無い高校生が応援しているのに対し、ちゃんと対応する。
そして与党の側の選挙運動は、ほぼ8割9割男たちで占められる。職場から動員される。後援者のオジサンは撮影カメラを排斥する。人権とかジェンダーとか、そんなものは文字でしかない言葉でしかない、選挙とは男の物だ!と、昭和な状況が展開される。

50歳になったら政治家を辞める。と言っていたという小川氏、まああと10年ほど延期してもらいたいな。とは言え、
、こういう人は、なかなか上に立つ人にはなれないのだろう。よほど優れたブレーンが着いても、厳しいかなあ。当選がが早々決まった後で、民主主義とは、勝った51の側が、負けた49の側をいかに背負うかだ、と語る小川氏。

大島新監督はあの大島渚監督のご子息なのだそうだ。知らなかった私が無知?かも。

レイジング・ファイア

監督・脚本・プロデュース ベニー・チャン陳木勝
出演 ドニー・イェン甄子丹 ニコラス・ツェー謝霆鋒

ドニー演じる警部が、追い続けてきた犯人の取引現場に踏み込もうという日、現場を外される。そして仮面を付けた男どもによって、その取引現場に踏み込んだ捜査官たちは惨殺される。
仮面を外すと、それはかつて警部を慕っていたエリート警察官とその部下なのだった。って、自白させるのに拷問した犯人が噛みついて離れなかったから殺してしまう羽目になった、それを警部が目撃した。法廷で、警部はそれを目撃したと言わざるを得ない。ニコ演じる元警察官と部下は、監獄で恨みを募らせ、出獄するとたいそう無残に捜査官を殺しまくるってなんだそれ!でありますよ。
でありましてもまあこの映画はアクションを堪能する作品です。それでいいのさ。
終わり近くの二人の対決シーンをやりたい、見せたいだけだったでしょ、と思う。
ニコ謝霆鋒は、デビュー前に日本で歌のレッスンをしていて、数か月住んでいた、ので、わりと日本語を話せた。昔は。今も、忘れていなければ。その昔の『ジェネックスコップ』で仲村トオルと共演していた。あれも陳木勝監督作品だった。その頃の少年の面影を思いながら、ああニコもこんな悪い役をやるようになったのね、と思っている観客の我。

ジャッキー・チェン映画のように本編の後におまけがついているし、エンドロールでニコの歌声が流れるし(とても正しい感じの歌声)、懐かしい正統香港アクション映画を観た満足感があったのは我ながら意外でもある。アンディ・ラウの歌声が流れる作品とか、陳木勝監督だったよ。この作品が遺作となりました。確か、これを撮った直後ぐらいに病がわかり、すでに進んでいたのだったと思う。
香港は中国に飲み込まれてしまったから、この先こんな香港ノワールは作られないだろう。ありがとう、ベニー・チャン。

夕霧花園

http://yuugiri-kaen.com/
監督 トム・リン林書宇
出演 リー・シンジエ李心潔 阿部寛 シルヴィア・チャン張艾嘉

シルヴィア・チャンが出るのだから台湾映画だと思って観始めたら、ん?広東語?マレーシアが舞台だった。
第二次大戦中、戦後のユンリン役を李心潔が、80年代のユンリンを張艾嘉が演じている。

亡き妹が望んでいた日本庭園造りを日本人庭師の中村に依頼するが、中村はそれを断り、自分が今やっている庭園造りを手伝えと言う。見習いとして日本庭園造りをマスターしろと(できるかそんな数か月で!)。
男たちと共に庭に石を据える。何度もやり直させる中村。
ユンリンは戦争中妹のユンホンも一緒に強制労働に駆り出された。妹は慰安婦として日本兵たちの性欲の道具とされ、日本の敗戦で収容所ごと焼き払われた。姉ユンリンは生き延びたが、妹を見殺しした思いに苛まれている。

80年代のユンリンは女性裁判官となっている。かつて愛した中村が、「山下財宝」なる埋蔵金と関わっていたという疑惑を知る。
なんと、ミステリー仕立ての映画なのだった。原作はマレーシアの作家タン・トゥアンエンの小説『The Garden of Evening Mists』だそうだ。

キャメロンハイランドと言う場所の景色は美しい。・・・外国人の思う日本人像だから、そんなもんだと思ってそこはあきらめよう。けどさあ、庭師が華道や茶道をたしなむことはあるだろう、でも刺青の美学を追及する?ユンリンの背中に入れ墨を入れる、それが後の話につながるのだから仕方ないが、刺青を刺したその日にお風呂に入るかあ、しかもそこで!
もう一つ、借景と言う言葉がさあ・・・。

そこに引っかかるかどうかで、感想が変わりましょう。ごめんね、引っかかったよ。
とは言え俳優さんたちみんな良いですよ。映像も。

以前はアンジェリカ・リーいうイングリッシュネームだった李心潔、2000年ごろから見ているからそこそこの年齢のはずなのに(若く見える)、と思ったら1976年生まれ、いやいやお若い。張艾嘉がさすがに歳、と、思うが私と同じくらいの年齢には、お見受けしませんわよ、もちろん。
林書宇という台湾の監督の作品、『星空』『百日告別』確かこの欄でも紹介している。

 

デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング

http://deniseho-movie2021.com/
監督 スー・ウィリアムズ
出演 何韻詩デニス・ホー 黄耀明アンソニー・ウォン

香港芸能界のスターである何韻詩が、2014年の『雨傘運動』中国の支配が強まる中で若者たち中心に起こった民主化運動(警官の催涙ガスを避けるために雨傘を用いたことからそう呼ばれた)に参加し、座り込みを続けた。
そして、彼女は中国での芸能活動ができなくなってしまう。ブラックリスト入り。今では香港映画でもコンサートでも中国資本が絡む。そして次第にCMなどからも撤退を余儀なくされる。レコード会社の契約を切られる。
カナダ育ちの彼女は、モントリオールへ向かう。

2019年6月。香港で逃亡犯条例改正に反対するデモが起き、彼女はまたそこに参加する。国連やアメリカ議会でも発言する。

それとは別に、2012年の時点で、彼女はLGBTパレードに参加し、香港芸能界の女性で初めて同性愛者であることをカミングアウトした。やはり同性愛者である歌手・音楽プロデューサー黄耀明と共に、LGBTに関わる社会活動、民主化運動に携わっている。
私は香港芸能ファンであるが、デニス・ホーと言う歌手にあまり関心を持っていなかった。カミングアウトしたこと、民主活動をしていることだけは知っていたけれど。そんなに梅艷芳ファンだったのか。コンサートで梅艷芳と共に歌っているシーン、ああー懐かしかったよ。あの『夕日の歌』も流れたね、近藤マッチのカバー(アニタの葬儀の様子を見た香港芸能ファンには知られているさる事情…)

『十年』という映画で予告していた香港の中国化、10年も経たずに物言えぬ場所になってきている。
イングリッシュネームが黄耀明と同じアンソニー・ウォンである俳優の黃秋生サンも今、ほぼ干されている。良い俳優さんなのに。

日本では周庭(アグネス・チョウ)さんが日本語で発言していた、周庭は今どうしていることだろう。この映画よりもその後の状況は悪くなり、1997年香港返還から50年続くはずだった1国2制度は、彼方に消えてしまった。