会社ではもっぱらエクセルを使用して仕事をしています。エクセルはExcel95から始めて、現在Excel2007を使用。エクセル歴は長いので、たいていの失敗やトラブルを経験してきているのですが、この2週間程、初体験の現象に振り回されました。
先週のある時、エクセルのファイルを保存すると、そのファイルと同じ場所にtmpファイルができることに気が付きました。ワードや他のファイルではその症状は起きません。
使用した全部のフォルダを開いてみると、あちこちのフォルダからごそごそとtmpファイルが見つかり、日付をみると3月18日あたりからその症状が起きているようでした。3月18日、私はパソコンに何をしたんだろう?考えてみても先週のことなんて思い出せるものではありませんね。
とりあえずフォルダオプションやエクセルの設定を確認してみるけど、怪しいところはない。エクセルが原因?それならソフトの再インストールで改善されるだろうと、オフィス2007を入れ直してみましたが、変化なし。エクセルが壊れているわけではなさそうです。
tmp(テンポラリ)ファイルは一時的なバックファイルで、そのソフトの終了とともに消去されるもの。普段目にすることのない場所に作成されるので、今までその存在を気にしたこともありません。しかし、エクセルファイルを保存するごとに、それと同じサイズのtmpファイルが作成され、エクセルを終了してもtmpファイルは残り、フォルダの中にどんどん溜まっていきます。ファイルをこまめに保存すると作成されるtmpファイルはかなりの量になってきて削除作業も鬱陶しい。
これは部屋が散らかっている時と同じ気分。許容度を超えると落ち着かず、片付けのことが頭から離れなくなてしまう。決して掃除好きって訳じゃないんだけど、明らかに不要なものが増え続けるのって気が重くなります。
ネットで検索すると同様のトラブルのQ&Aが結構出ていて、原因は「ウィルスバスター2009」の不具合というのが多かったのですが、会社で使っているのは「NTT西日本のセキュリティ対策ツール」。これじゃあない、と思いきゃ、「『NTT西日本のセキュリティ対策ツール』の中身は『ウィルスバスター』と同じ。」という記述を個人のブログの中に見つけました。
さらに「ウィルスバスターのリアルタイム検索機能がミスっぽい」というつぶやきが漏れてくるブログに当たり、ああ、そうだった!先週、私はセキュリティ対策ツールのリアルタイム検索のチェックが外れていることに気づき、チェックを入れたのだったと、思い当たったのでした。去年までこのパソコンを使用していた前任者は不具合を知ってか、チェックを外していたわけです。
原因が分かるとNTT西日本のサイトに「Microsoft Excelでファイルの上書き保存を行うと、拡張子”tmp”のファイルが作成される事象に関する対処方法 」というお知らせがあることにも気づき、そこから修正パッチをダウンロードしてパソコンにインストール。2週間ぶりに症状は無くなりました。
最初から検索で「NTT西日本のお知らせ」がヒットすれば簡単に解決できた問題でしたが、訳も分からないまま検索していると、一番的を得た答えに行き着くことは難しいですねえ。今回は個人のブログの、ちょっとしたつぶやきに助けられました。
私のこのつぶやきもどこかの誰かの役にたつことも無いではない、かもしれないので、お役に立ったらいいなという情報を少しご紹介。
NECの「121ware」お楽しみの「ちょっとまめ知」はインターネット、ワード、エクセル、ウィンドウズのちょっとした豆知識を図解説でわかりやすく提供しています。数は少ないけど知ってると便利なものです。
(※NECの「121ware」は「NEC LAVIE公式サイト」に移動)
ワードやエクセルのことをもっと知りたいときは
「インストラクターのネタ帳」がお勧めです。私はエクセルで困った時に、だいたいここで適切な解答を見つけています。ああ、こんなやり方があったのかア、と驚きの機能や関数も発見できますよ。