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気になる映画「パンケーキを毒見する」

6月に、「菅首相題材の映画、公式ツイッターアカウントが一時凍結」という記事を読んで、この映画の存在を知りました。イラストも目を惹きます。

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映画「パンケーキを毒見する」ポスター

菅義偉政権の正体に迫るドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の予告編

タイトルとポスターを見れば、この映画が管政権へ批判的な内容であることは容易に推測できます。
だからといって、自由民主主義国家において国民の表現手段である映画が、「作品の告知しかツイートしていない段階」であるにも関わらず、「攻撃的なツイートや行動」などと判定され、アカウントを凍結されるとは!
何だか日本も中国みたいになってきたじゃないですか。政権批判的なものは、あからさまに潰されていくのかしら?
逆にどんな映画なのか、この目で味見したくなるってものです。

2020年9月、内閣総理大臣に就任した菅総理。
コロナ禍の中でオリンピックを開催することさえ「普通ではあり得ない」のに、緊急事態宣言を出してなお、オリンピックはやるぞ!と意気込みは揺るがない。信念の人、菅総理。
緊急事態宣言下ならオリンピック中にコロナ感染者が増える心配も少ないし、安心安全な大会が開けることでしょう。
もっと安心するために「酒販売事業者には酒類の提供を続ける飲食店との取引停止を要請」して菅さんをサポートする田村厚生労働大臣(訂正しました。言い出しっぺは⇒こっちの人)西村康稔経済再生担当相。
安心するのは政権側だけで、国民の不安は残ったままです。
オリンピックが終わった後に感染者が増えたとしても、それはオリンピックとは関係ないからね、っていう政府の思惑も透けて見えます。

こんな日本のオリンピックを海外から辛辣に批判したコラムを目にしました。

話題を呼んだ「ぼったくり男爵」著者、再び辛辣コラム
米紙「東京五輪、安全安心なのは自己責任同意書で武装したIOCだけ」

https://courrier.jp/news/archives/252544/


日本国内に住む国民は、思っていても言いたいことを言えない空気に支配されているのか、長い物には巻かれろという国民性なのか。
政府が何が何でもオリンピックをやると言えば、「じゃあ、せめて無観客でお願いします」といつの間にか無観客を譲歩案にしてしまう。
「いーや、無観客でもやらない!」と強く言い張れる一般人がどれだけいるでしょうか。

私のように地方に住んで、スポーツと全く関連の無い一般人の周辺では、オリンピックの話題は全く出てきません。
今一番の関心事はワクチン接種で、早くこのコロナ禍から解放されたい、という切実な願いがあるだけです。

鹿児島で『パンケーキを毒見する』の上映は、9月11日(土)から、ガーデンズシネマであります。
オリンピックもパラリンピックも終わったあとなので、今とは別の地平から映画を鑑賞できるのではないでしょうか。