月別アーカイブ: 2013年8月

映画「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」

heab&dorothy8月17日の「ああるの映画と読書」で、紹介されていた映画を見てきました。
映画の内容については、「ああるの映画と読書」に詳しいので割愛しますが、アメリカのいくつかの美術館を旅してまわり、たくさんの現代アートを目にすることができる、ちょっぴり幸せな気分にさせてくれる映画です。

自分の気に入った作品を手に入れ、好きなものに囲まれて暮らしたい、という想いは、アート好きなら誰でも少なからず、胸の内に抱いている欲望の一つでしょう。
しかし、半世紀かけたとは言え、それが5,000点近い数になってしまうとは!
その量に圧倒されます。

スクリーンに映る数々の作品の中には、これもアートなの?現代アートって何でもOKなの?って疑問がかすめる場面もありました。しかし、どの作品もすべて、ボーゲル夫妻の共感を得た作品であり、共感者を得た作品は、それだけで存在価値があるのかもしれません。
一部のメジャーな作家を除いて、ほとんどの作品は私の知らない作家たちの、見たことのない作品でしたが、スクリーンの中を次々と流れるその作品からは、「既存の概念にとらわれない新しい美をみつけたい」「今までにない作品を生み出したい」という強い想いや、あるいは「ねえ、これってきれいでしょう?」という単純でささやかな想いなどがあふれてくるようで、そのどれもが共感者を求めているようで、自分でも可笑しいのですが、少し涙ぐんでしまいました。

ボーゲル夫妻が全米50州の美術館に50作品ずつ寄贈した、計2,500点の作品は、まとめてネットで見ることができます。下記のサイトを覗いてみてください。(※一部まだアップされていない作品もあります)

「Vogel 50×50」http://vogel5050.org/

さて、今回映画鑑賞したマルヤガーデンズ7F にある「ガーデンズシネマ」。次回作も興味深いので、紹介しておきます。
「世界が食べられなくなる日」http://www.uplink.co.jp/sekatabe/
8/23(金)~25(日)、8/31(土)~9/6(金)

sekaiga

「MOVIE+BOOK」をリニューアルしました

ああるさんに書いていただいている「MOVIE+BOOK」を、このたび、ブログソフトをcgiからWordpressに移行しました。
それに伴い、アドレスも変わりました。
新しいアドレスは、http://art-container.net/movook/です。

new-blog1ああるさんは、プロフィールによると「アジア映画(もちろん日本を含む)にかたよりがち、万人にはお勧めできないややマニアック系に傾きがちな、映画と本についての感想文です。」とのスタンスで、2006年2月から250点あまりの投稿を続けて下さいました。

old-blog1できることなら、全ての過去ログをwordpressに移行したいのですが、cgiのデータを一括してwordpressにインポートする方法が分からず、2013年6月までの投稿記事は、そのまま以前の「MOVIE+BOOK」に残すこととなりました。どうぞ、こちらの過去ログもご覧ください。

(データの変換方法が見つかれば、いずれは一つのブログにまとめたいと思っています。)