東京タワーに登りたい、と言うと「馬鹿と煙は高いところに登りたがる」と笑われそうですが、確かに私はその部類です。
高所恐怖症のクセに、屋根と壁に囲まれて、床が透けていないこと、という条件さえ合えば、高ければ高いほど登りたくなってしまいます。
地上250mの展望台から見下ろすと、以前より高層ビルがかなり増えたというのが実感できました。
竣工年代順・東京都(23区)・超高層ビルデータベースによると、1968年に高さ100m以上のビルは1棟だったものが、2010年1月現在で402棟ほど。9月の今ではさらにその数を上回っているはずですし、さらに現在建設中もあるようです。
東京の街も上へ上へと登りたがっている・・・ひょっとして街を挙げて私と同類でしょうか。
この高層ビルの全てが、「としまえんカルーセル エルドラド」のように100年以上の月日を、果たして生き延びていけるのでしょうか。
そんな老婆心を抱きつつ、街の風景を上空から鳥の目で俯瞰できる東京タワー。この3月には日本一高い建造物のポジションをついに東京スカイツリーに譲ってしまいましたが、私はデザイン的には東京タワーのAラインが好きです。
※写真は娘の撮ったもの
グリルつばめについては、また明日。