連休に東京に行ってきました。
東京に行く機会があったら是非寄ってみたいと思っていたところが3つありました。
「としまえん」と「東京タワー」と「グリルつばめ」です。
としまえんには2010年度の「機械遺産」に認定されたというメリーゴーラウンドがあります。
私は子供の頃からメリーゴーラウンドが好きでしたが、わが町のそれはとてもコンパクトで、言い換えればショボイ回転木馬もどき・・・その遊園地さえ潰れてしまって今は無い。
映画で観るような本格的なメリーゴーラウンドに乗ってみたいと、大人になってからは声には出さず心密かに願っていました。
先日、テレビで”としまえん機械遺産認定”のニュースを見て、いつか観に行こう、と心に留めていたところ、思いがけず早くその機会に恵まれ、ディズニーランドとは比べ物にならない、とても庶民的で昭和的なこの遊園地へ行ってきました。
としまえんメリーゴーラウンドは期待通りの美しさでした。
(※以下、写真は娘の撮ったものです。)
としまえん カルーセル エルドラド
日本機械学会「機械遺産」 機械遺産 第38号わが国に現存する遊戯機械の中で最古、かつ、世界でも最古級のものが、この「としまえん カルーセル エルドラド」である。回転木馬の設計技師として名を馳せたドイツ人、ヒューゴー・ハッセが、1907(明治40)年に造ったもので、機械仕掛けの芸術的乗り物として100年以上の歴史をもつ、世界的に貴重な文化遺産である。
20世紀初頭のアール・ヌーヴォー様式の装飾が施された芸術作品と機械技術がみごとに融合した、顕著な例を見ることができる。原動機部は当初のものではないが、上下運動を伴わないシンプルな構造の回転木馬で、3つのステージが摩擦駆動により異なる回転速度で動く特徴をもつ。
ヨーロッパ各地で巡回営業された後、1911(明治44)年に米国東海岸の行楽地コニー・アイランドへ渡り、1964(昭和39)年まで運用された。その後、廃棄される直前に豊島園が買い取り、原形どおり忠実に修復され、1971(昭和46)年から現在地で動き続けている。
乗る人・見る人を魅了し、親しまれ続けているこの回転木馬は、所有者の高い保存・継承・活用の意志のもと、わが国のみならず、訪れる世界の人々に夢と楽しみを与え、生活文化の向上に大きく貢献し続けている。
「機械遺産」http://www.jsme.or.jp/kikaiisan/data/no_038.htmlより
日本では回転木馬とかメリーゴーランドとか呼んでいますが、英語ではカルーセルと呼ばれることが多いそうです。エルドラドは 黄金郷という意味。
カルーセル エルドラド、カルーセル エルドラド、続けて言うと何かが出現しそうな、呪文のようですね。
メリーゴーラウンドの一番人気はやはり馬ですね。私も乗りたかったのですが、争奪戦に破れ、気がつくと豚さんにまたがっておりました。
ここの乗り物は上下運動はしませんが、外側のステージの回る速度は半端でなく、しっかり豚さんにしがみついていなければ、振り落とされそうな勢いです。
「まわる まわるよ ぼくらを乗せながら
まわる まわるよ 地球はメリーゴーラウンド
悲しみ よろこび すべてのせてゆくよ」詞:山上路夫
曲:日高富明
編曲:東海林修
ガロの「地球はメリーゴーランド」の曲が、心の中でリフレインして・・・・
としまえんカルーセルエルドラドは、9月4日(土)~10月11日(月・祝)まで無料開放されています。
そろそろ出勤時間になりましたので、続きはまた今夜。