月別アーカイブ: 2010年5月

詩人、岩田宏さんのこと

iwatajpgTVなどで耳にした曲が気に入って、アルバムを借りて聞いてみると、結局その一曲しか聞くものがなかったりするのはよくあることです。
私にとって音楽CDは繰り返し聞くことが前提で、読書するみたいにいろんなジャンルをあれこれ聞いてみたい、という興味の対象ではなく(音痴だし、カラオケ行かないし)よっぽど気に入ったものじゃなきゃ買いません。
CD一枚丸ごと好きじゃなきゃ聞きたくもない、というところで選んでこの10年、丸ごと好きになったアーチストは1組しかいないため、この10年、ずうっと同じアーチストのCDをカーステレオで繰り返し聞いています。

私にとって詩集も音楽と似ています。
好きな詩に出会ってその人の詩集などを本屋さんで立ち読みしてみると、一冊の本から好きな詩はその1編しかなく、買うまでに至らないことが多い。もっとじっくり読んでみようと購入したものもあるけど、そういう本は年月を経ていつのまにか私の手元から消えています。

昔購入して今でも手元に残っている数少ない詩集の一つに「岩田宏詩集」があります。
今ではほとんど開くことはないのですが、詩の断片はひょいと現れて記憶の中で唄いだすことがあります。

ねむたいか おい ねむたいか
眠りたいのか たくないか
ああいやだ おおいやだ
眠りたくても眠れない
眠れなくても眠りたい
無理な娘 むだな麦
こすい心と凍えた恋
四角なしきたり 海のワニ

「いやな唄」から

酔っ払いの、韻を踏んだ戯言、といえないこともないけれど。
彼の詩はどれも酔い加減と目覚め加減がちょうどいい加減で、気に入っています。

そういえば岩田宏さんてどんな方なんだろう。今も詩を書いておられるのかなあと検索してみると、意外な事実が分かりました。
岩田宏さんは1975年頃から詩を書くのはやめて、その後小説など書かれているようですが、「ロシア語・英語・フランス語に堪能な名翻訳家としても知られている」とありました。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
翻訳家としては本名の小笠原豊樹名義で推理小説やSFなどを多く手がけているとのこと。以前話題になった、ソルジェニーツィン「ガン病棟」の訳者でもあり、SFではレイ・ブラッドベリ の翻訳も。
私はレイ・ブラッドベリの本はほとんど読んでいるので、知らず知らず岩田宏さんの仕事に何度も出会っていたようです。

検索していると、私同様に彼の詩を紹介しているブログにいくつか行き当たりましたが、その中でちょっと驚きのサイトがありました。
蛙の庭・縦書きたい写真日記 縦書きHTMLソース作成「縦書きたい」を使った縦書きブログ日記』
以前企業サイトで縦書きを眼にしたことはありましたが、個人ブログでは初めてです。
できるんですねえ、縦書き日本語ページ。
縦書きの美しいページで詩が紹介されていて、岩田宏さんの詩は戯言にみせかけて、実はとても美しく叙情的なとこがあるのだってことも伝わってきます。

私もどれか好きな一編をここに紹介しようと、改めて詩集をめくってみましたが、詩集一冊丸ごと好きなので選びづらい。それにほとんどの詩が長いのです。そこを無理やり抜書きしてみました。

「悼む唄」

おれに妹をつくりもせず
両親は死んだ
おれは念力で妹をつくりだし
ふたりで
タオルを持って
深夜のプールの
ざらざらのふちに立ち
泳ぎ寄るマリリン・モンロウを迎える
雨雲 切れろ 月 顔を出せ

妹はカルキの匂いをいっぱいに吸いこみ
マリリン・モンロウは仰向いて語りかける
「タオル貸して!
水は詩のように
流れてなめらかで
拭くのがもったいないけれど!
この一年間
あなたは何をしてらした?
死は夢みたい
夢は水みたい
この世でもあの世でも
まじめはまじめ ぐうたらはぐうたら」
髪の濡れた女の右手を妹が
左手をおれが掴んで
一挙に引き上げる。

「ヘッダーやフッターを共有する」から始まる長い話

ホームページを作り始めた当初、フォトショップやイラストレータの練習になるだろうと「 ダウンロード(素材) 」ページを作りました。でも使い勝手の良い、汎用性のある素材を作るのって、本当に難しいですね。早い段階で投げ出してしまいました。
それで、私の素材ページは、貧弱な素材をわずか置いたまま、その存在を忘れられたページになってしまいました。

しかし、初心忘るべからず、です。
ここらで素材ページのレイアウトなどを変えてみて、気分も新たに素材を作り直そう、とやる気を起こしたのが2ヶ月前のこと。

素材ページのレイアウトについては、

  • 今後メニュー項目が増えたり減ったりするかもしれないので、メニューバーは共有ページにしたい。
  • ページ数も多くなるので、ナビゲーションバーのあるヘッダーも共有したい。

という条件の下、これまでフレームを使って構成していたのですが、フレームはできるだけ使わない方が良いと聞きます。
何か別の方法はないかと娘に聞くと、ヘッダーやフッターを共有するには、PHPを使えば簡単だということ。「具体的にはどうやるの?」とさらに聞くと「詳しくはネットで検索!」とお馴染みの返事なので、検索しました。

共通ファイルをPHPで共有する

ヘッダーやフッターなど繰り返し使われる部分を共有する方法は、いくつかあるようですが”共通ファイルをPHPで共有する”に絞って検索すると、丁寧に解説してくれているサイトがたくさんありました。身内より頼りになるGoogle先生です。
その中から以下のサイトを参考にしました。

  • 「フレームの代わりにPHPを使う」
  • 「phpでヘッダーやフッターを共通化する」

PHPのようなプログラミング言語は、専門知識がなければ扱えないものだと思っていたのですが、これが驚くほど簡単なのです。
通常通りのhtmlファイルを作成し、共有したい部分、例えばヘッダー部分やフッター部分ののソースを抜き出して、それぞれheader.html、footer.htmlとして保存します。(ファイルの名前は任意で。ファイルの種類も何でもいいそうです。)
一方、共有部分を削除したhtmlファイルの方は、拡張子をPHPに変えます。そして

  • ヘッダー部分には
    <?php require(“header.php”); ?>と記述。

<?php require(“header.html”); ?>と記述。

  • フッター部分には
    <?php require(“footer.php”); ?>と 記述。

<?php require(“footer.html”); ?>と 記述。

※すみません。読み込むファイル名を間違えて記述していました。6月2日訂正致しました。なお、記述は半角英文字、半角記号に読み替えてください。
(記述内容については「外部ファイル読み込み」を参考にしました。)

たったこれだけです。
ヘッダーとフッター、メニュー項目部分などを外部ファイルにして、全ページに読み込ませました。なんて、簡単!と喜んだのもつかの間。やはり100%都合のいいものなんて世の中にはありえないのですね。PHPはサーバー側で動作するものだということをすっかり忘れていました。私の場合、レンタルサーバーにアップしなければ、動作やレイアウトの確認ができないのでした。
レンタルサーバーにアップしなくても、レイアウトだけならドリームウィバーのデザイン画面で多少確認できますが、やはりブラウザでプレビューしてリンクやスクリプトの動作確認をしたいものです。でもちょっとした変更をするたびに、いちいちレンタルサーバーにアップするのは結構ストレスになります。そればかりでなく、レイアウトが崩れたページをwebに公開してしまうこともよくあることです。
自分のPC上でテストしてからアップしたい。それには自分のPCをサーバーにしてしまうと良い、とGoogle先生はささやくのです。

ソフト開発をするわけでもないのに、果たしてそこまでする必要があるのか?と自分自身に問うてみると、「やってみたい」と好奇心が答えるので、思い切ってPCをサーバーにするソフトを導入することにしました。サーバーについて、たいした知識もないままに。

XAMPPをインストール

XAMPP とは、Apache 、MySQL、PHP、phpMyAdmin、Perl、等サーバー環境に必要なソフトがパックになっているフリーソフトだそうです。
それぞれのサイトから個別にインストールするのもOKだそうですが、とりあえず幕の内弁当みたいなXAMPPでひとまとめにインストールすることにしました。
「自分のPCをサーバーにするのは、思っているほど難しいものではありません」とGoogle先生は言います。ところが、これが私には結構大変でした。
ここから長い話になりますので、XAMPPに興味のある方だけ続けてお読み下さい。
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