「山田 利喜子・押川 珠江 二人展」行ってきました。
今年4月にオープンしたばかりのギャラリーセージ。
新たに鉄製の透かし看板が設置されていました 。これは通畠義信氏が制作したものとのこと。素敵ですねえ。
皮革染色工芸作家の山田利喜子さんは、1973年頃より革工芸を始め、県内の公募展に出品し、南日本女流美術展で南日本新聞社賞を受賞した実力派です。
これまで個展やグループ展を多数開催、参加されてきた方ですが、ここ数年は家庭の事情により活動休止中でした。今回は久しぶりの作品展となりました。しかし今後またしばらく休眠するとのことですので、ぜひこの機会に多くの方にギャラリーを覗いて欲しいと思います。
当サイトでも紹介しています。こちらもご覧ください。
https://art-container.net/galleries/kawa/
バッグのほか、ランプやお財布、革のコサージュなどの小物も出品されていましたが、なんといっても個性的なバッグが目を引きますね。デザインも染色も個性的。手に持ってみると、かなり軽く使い勝手も良さそうです。
いつだったか、だれが言ったのだったかは覚えていませんが、こんな言葉をききました。
「どんなバッグを選ぶかは、どんな恋人を欲しがるかと同じだ」
そして「自分のバッグをどう扱うかは、恋人に対する扱いと同じだ」とも。
それを聞いたとき、私は妙に納得したものです。
街を歩いてみると、見事に皆それぞれ異なるバッグを手にしています。
エコバッグやスポーツ、旅行などの実用的なバッグは別として、普段身に着けるバッグはデザインや色、柄が違う一点物売りが当たり前の商品ですね。実用性を最優先にするか、自分に似合う、自分にぴったりのバッグを探し続けるか、あるいは多くの人が絶賛するブランドもののバッグに憧れるか、紙袋でもOKか、もしくは何も持たない手ぶらの気楽さを好むか、人それぞれですが・・・。
話しがそれました。
「2人展」のもう一人の主役、押川珠江さんは、大島紬などの和服地で仕立てた、〝小粋な”という表現がしっくりくるコートやジャケットなどを出品しています。鹿児島市在住。自宅アトリエで注文仕立てをされている方です。
今回、「戴きものの生地を使ったから」という理由で、贅沢な素材にもかかわらず、お手頃価格で出品されていました。
案内状に掲載していた黒のトレンチコートは早々売れてしまったようです。
山田利喜子さんの新作バッグも、既に数点売れている状態で目にすることができず、それが残念でした。
山田 利喜子さんと押川 珠江さんによる二人展。
秋を奏でるためのバッグ&コート
11月9日(金)~11月20日(火)
(水・木曜日はお休みです)
ギャラリー セージにて
自分が欲しいものを自分で作ることができたら、それが最高なんだけど。
早速のアップありがとう!
どんなバッグを選ぶか・・・選んだことが久しく無い。作った物の売れ残りを使うから。