詩 歌

ノンフィクション

『いつかたこぶねになる日/小津夜景』たこぶねの母の生き方

「漢詩の手帳 いつかたこぶねになる日」著者:小津夜景  (おずやけい)発行日:2020年11月発行:素粒社著者 小津夜景さんは1973年生まれの俳人。フランスに移り住んで20年余りになるそうです。本書は著者の日々の暮らしや想いを綴る31編か...
詩 歌

「絶叫委員会(著:穂村弘)」を再読した

穂村弘さんの「絶叫委員会」を再読しました。再読と言っても本棚から取り出して読み直したわけではなく、ブックオフで見つけて、愚かにも2冊目を購入してしまったわけで。「未読の穂村弘発見!」と小躍りしてレジでお金を払い、寝る前に読み始めて1ページ読...
ノンフィクション

「本当はちがうんだ日記/穂村弘」を再読。 たぶん4回目。

7月中旬からブログの更新ができないまま、気が付けばもう秋です。働く、家事する、疲れる、寝る、のループから抜け出せず、ほぼ思考停止状態のこの頃。時間は容赦なく流れ去り、巷に年賀状予約の広告チラシが貼ってあるのを見つけて驚いたのだって、もうひと...
詩 歌

「短歌の友人/穂村弘」

河出文庫/2011年『短歌の友人』は、歌人・穂村弘さんが自分以外の人の作品を読み続けてきて、「頭の中に面白いなと思う短歌が少しづつたまって」いった作品について論じた、初めての歌論集です。伊藤整文学賞受賞。第1章 短歌の感触第2章 口語短歌の...
言 葉

短歌「物語のはじまり/松村由利子」

中央公論新社/2007年「1. 働く」「2. 食べる」「3. 恋する」「4. ともに暮らす」「5. 住まう」「6. 産む」「7. 育てる」「8. 見る」「9. 老いる」「10. 病む、別れる」以上、10のテーマに分けて、松村由利子さんが11...
日々のこと

『What’s Going On』と中桐雅夫の『こんな島』

不意にマーヴィン・ゲイの『What's Going On』がカーラジオから流れてきました。この曲はマーヴィン・ゲイの中で私が一番好きな歌ですが、聞くといつも泣きたいような、落ち着かない気持ちになります。マーヴィン・ゲイが「音楽に没頭するきっ...
日々のこと

擦り傷治療と中桐雅夫の詩

昨年の話で恐縮ですが、暮れも押し迫ったある朝、私は路上で転倒。左足打撲と膝に大きな擦り傷をこしらえました。出勤ラッシュの車が渋滞している真っただ中での出来事で、派手に転んで血はダラダラ。恥ずかしさで、その場から逃げるように立ち去ったのは、言...
日々のこと

短歌・小西 啓の二冊の歌集について

♦  いつかまた     出会えるような雰囲気を     自分はいつも残せずにおり♦  雑踏の中で     見つけた真実か     俺も他人の足を踏んでおり♦  急激に悲しくなりき     反抗期終えてしまえば     何もない俺『こうしな...
ノンフィクション

「詩とことば」荒川洋治

「詩とことば」 荒川洋治発行:2012年6月 岩波現代文庫 知らないうちに私たちは、生活のなかで、詩のことばを生きている。しかし、詩とは、なにをするものなのか?その意味を考えることは、私たちと世界とのあたらしい関係をひらくことにつながってい...
詩 歌

山頭火著作集Ⅳ

引っ越し前整理をしていると、押入れの天袋や階段下の物入れから何年も開いたことのないクリアケースや紙箱が出てきました。中に何が入っているか、開けてみるまで思い出せない大小の箱。子供たちのへその緒や母子手帳や予防接種記録カード、七五三の着物、保...