東日本大震災関連の動画を地図上から探せる検索サイトのこと。

「動画でふりかえる東日本大震災公開動画検索ファインダー」というサイトでは、インターネット上に公開されている東日本大震災に関連した動画を、地図上から検索することができます。

動画でふりかえる3.11とは
1) インターネット上に公開されている動画から,東日本大震災に関連するものだけを選んでリンクしています.
2) 「どこで」撮影されたものか分かるように,撮影された「場所」を地図上にプロットしています.

サイトの作成者は「東北大学災害科学国際研究所」。
東日本大震災後に設立された研究所だそうです。
検索できる動画の数は、2017年2月現在で約1,700件!
そのうち約1,000件については、正確な場所もしくはおおよその場所の情報が示されているそうです。これは、「動画の内容から目視で場所を同定する」ことによって得られた情報だということです。とても地道な人力的作業の積み重ねで作られていて、リンクされた動画の一つ一つが、震災の被害実態を記録した貴重な情報となっているサイトです。

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先ごろ、今村復興大臣が「東日本大震災東北で良かった」などと発言して、物議を醸す事態になりました。東日本大震災の復興は国の重要課題(のはず)なのですから、大臣が辞任させられたのは当然のことでしたが、一方で、震災を被災地だけの問題、もしくは被災者個々人の問題だと考えている人たちも多くいるのでしょう。

今見ても衝撃が強く、辛くなる映像ですが、震災からまる6年経過した現在、震災の記憶を風化させないためにも、震災をふりかえり、3.11を語り継ぐことが大事だと思います。

「絶叫」/葉真中 顕“たまたま、同じ家に降ってきた人を家族と呼ぶ”

光文社/2014年発行

この歳になると、何歳で死ぬことになるのかよりも、私はどこでどんな死に方をするのか、そのことの方が気になります。
室内か、野外か、病院か。自然死なのか、病死なのか、事故死なのか、災害によってか。

厚生労働省の「平成27年人口動態統計月報年計(概数)の概況」、第7表 死因順位(1~5位)別死亡数・死亡率(人口10万対),性・年齢(5歳階級)別 によると、私の年齢層では、女性の死因1位から3位までが病死です。4位が自殺、5位が不 慮 の 事 故。
95歳以上になって初めて老衰が1位となる。
人間が自然のままに死ぬことは、かなり難易度が高いことのようです。

私のこれまでの人生から考えると、平凡に生きて平凡に終わる。大多数の人と同じように病死というのが一番ありそうな終わり方だなと思えます。そして現在一人暮らしなので、部屋の中で孤独死する可能性が高い。

孤独死予備軍の私としては、本書『絶叫』のプロローグに登場する孤独死体には、少なからず衝撃を受けました。
気密性の高いマンションで一人暮らし。人付き合いもなく、公共料金は自動引き落としだから誰にも不審がられることなく。4カ月経ってようやく発見されたそれは、11匹の猫の骸骨と大量の蠅や蛆の死骸に囲まれ、猫や虫のエサとなり、もはや人間の形をなしていない状態だった。
グロテスクとしか言いようのない光景ですが、そう珍しい事ではないそうです。
飼い主に先立たれたペットは、密閉された部屋の中で必死に生きようとするわけで、ペットのためにも我が身のためにも、ペットより先に死んではならない。そう思いました。

とまあ、『絶叫』は、いきなりインパクトのある死体から始まる濃厚な犯罪小説です。
ただ、本書で扱われる犯罪そのものは、そう特異な事件ではなく、似たような題材で他のミステリ作家も優れた作品を書いています。
しかし、同じリンゴを描いても、セザンヌとマグリットでは、まったく印象が異なる作品になるように、この『絶叫』も既存の作品とは随分違った世界が見えてきます。

物語は、鈴木陽子という女性の転落していく人生が、その孤独な過去と現在が、二人の人物によって交互に語られていくというスタイルで進みます。
鈴木陽子は1973年生まれ。 サラリーマンの父と専業主婦の母と弟との4人家族。当時で言えば、割と普通の家庭に育ち、平凡でぱっとしない容姿、特別な才能もない、どこにでもいるような地方都市の少女だった。
何故彼女の家庭は崩壊したのか。何故彼女は東京で一人、頼る者もなく生きていかねばならなかったのか?

根底にあるテーマは、時代とともに変遷する日本の家族の姿です。
いつの時代に、どこの場所で、どの家族の元に生まれるか、それによって、人生の粗方は決まってしまう。それを私たちはよく、『運命』とか『宿命』とか言うけれど、この物語のなかでは、それを「降ってくるもの」と表現します。
「この世に選んで降る雨がないように、選んで生まれてくる人もいない。たまたま、同じ家に降ってきた人を家族と呼ぶ」と言う。
そして、
「姉さん、人間って存在はね、突き詰めれば、ただの自然現象なんだ。どんなふうに生まれるか、どんなふうに生きるか、どんなふうに死ぬか。全部、雨や雪と同じで、意味も理由もなく降ってくるんだ。」と。

500ページ超えの大作ですが、その語り口に惹きこまれて一気読みしてしまいました。
また、随所に伏線が張られていて、それが次々と現在にリンクしていき、最後には過去と現在がループのように繋がっていく感じが、ちょっとした快感を与えてくれる読了感でした。

作者の葉真中 顕(あき)について言えば、最初児童文学でデビューしており、ミステリー作家としての活動はごく最近になってからのようです。
2013年に1作目「ロスト・ケア」で日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、本書「絶叫」が2作目の作品になります。

久しぶりにブログを復活、の前にWindowsアップデートに手こずった話

久しぶりにブログを書こうとPCを起動したら、Windows をアップデートしてください、とおなじみのメッセージが表示されました。
Windowsのアップデートは手動設定にしているのですが、最後にアップデートしたのがいつだったか思い出せない。ずいぶん長いことほったらかしにしていたようです。

まずは、コントロールパネル⇒システムとセキュリティ⇒Windows  Updateと開いていき、「更新プログラムのインストール」をクリックしたところ、何故かインストールが始まらない。いつまで待っても「更新プログラムをインストールしています….」の文字は表示されない。

検索してみるとWindows 7 SP1の場合、Windows Updateに非常に時間がかかるという症状が確認されているようです。長いことほったらかしにしていたことも原因の一つらしい。
下記のブログに解決法がありました。

「Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法」

それによると、Windows Update Client なるものの最新版をインストールすると良いとのこと。

2017年1月11日時点、Windows Update Client の最新版は KB3172605 に含まれています。
「Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法」より抜粋)

「Microsoft®Update カタログ」ページからWindows6.1-KB3172605-x64.msu(windows 7の64ビット対応)をダウンロードしてインストール。するとまたもやインストールできない。「スタンドアロンインストーラー」というダイアログが出るだけで一向にインストールが始まる気配がありません。

「Windows7のWindows Updateが終わらない、遅い、進まない問題の解決方法」には、

※ KB3172605 のインストールが出来ない場合は KB3177467 (2016年9月21日配信)のインストールも必要です。

と親切に注意書きがあったのに、それを読み飛ばしてしまった私は、焦って検索を続けたところ、

windows7更新プログラムを確認していますを劇的に改善KB3138612

スタンドアロンインストールについての注意点が紹介されていました。

スタンドアロンインストールが終わるまで、下記2つの作業をしたほうがいいかもしれません。

Windowsアップデートの自動更新は停止してあるので、インターネットの無線接続を切断して再度Windows6.1-KB3172605-x64.msuをインストールしてみると、今度はあっけなくインストール完了。

Windows Update ClientのインストールができたところでPCを一旦再起動して、改めてWindows  Updateページを開いて更新プログラムをインストール。
無事Windows  Updateが終了しました。

久しぶりにブログを書くつもりでしたが、Windowsアップデートに手こずって時間切れ。
下記サイトの方に感謝しつつ、今夜はここまで。

『猫展2017』のご案内

2017年(木)~26日(日)11:00~18:00
20日(月)定休日 最終日17時

昨年に引き続き、この日にちにちなみ「猫」をモチーフとした作品を集め「猫展」を開催致します。可愛らしい猫、凛とした猫など作家の愛情こもった猫たちが今回も皆様をお待ちしております。  (案内状から)

ギャラリー白樺にて
〒892-0822 鹿児島市泉町14-9
TEL 099-226-4518

生活を彩る革の作品展

山﨑恵子グループwith山田利喜子

2016年10月1日(土)~10月10日(月) am11:00~pm5:30

我が家de個展
ギャラリーときどき にて

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原口倫子先生に師事して革工芸の手ほどきを受けた、仲間たちの作品展。
木の葉ブローチの手作り体験もできるそうです。(要材料費:100円)

追記:写真を追加しました。

山田利喜子さんよりコメント欄に写真をいただきましたので、追記掲載致します。
コメントによると、革の小物やバッグがかなりたくさん搬入されたそうです。
山田さんの新作バッグも9個~10個出品するとのことですので、見応えのある作品展になりそうですね!
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我が家de個展
ギャラリーときどき/鹿児島市薬師町2-16-18 TEL/099-255-5575

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